漆塗り 仏壇, 漆塗り 屋台, 私信

五月 その2

 

 

六月になってしまいましたが、つづきです。

5/12(日)、姫路西消防団操法大会。地元船場消防団は不出場でしたので駐車場警備で協力。

苫編屋台屋根内部補強作業。とにかく進めないといけないのでその日の夜の部。

 

5/17(金)。珍しい三方開き仏壇を3月にお預かりし修復作業を進めていました。漆塗り等が完了し組立開始。
また改めてご紹介出来たらなと思っています。

 

5/18(土)、深志野の皆様ご来店。塗箔彩色作業の進捗をご説明しました。

漆塗りのベースに、最上級の一号色金箔とプラチナ箔を、漆を使って施工することで良い色味とツヤを追究しています。よくある化学的な箔押し材は使用していません。

 

5/21(火)、亀山屋台布着せ。神輿型屋根にはその下地工程の中で、麻布を幾重にも重ねます。
画像は切り出して確認時。

 

5/24(金)、広畑 北河原屋台屋根漆磨き。新しい県道開通の祝いに隣接三町が屋台巡幸されることに伴っての手入れ依頼でした。昨年に初めてお声掛け頂きました。

 

5/26(日)、北条⇒神戸⇒京都。現場仕事、所用、打ち合わせ。

 

5/27(火)・28(水)、姫路仏壇組合研修旅行。仕事の都合で中々参加出来ない組合旅行ですが、今年度、代々地元で仲良くさせて頂いているせんばはまやさんの濱田さんが理事長になられたこともあり、少し無理をして参加。行けば何かと有意義です。

こちらはしまなみ海道途中、生口島にある耕三寺。大正昭和の実業家、耕三寺耕三が一代で建立したお寺です。
これを一代で、、、と圧倒されました。とんでもない財を成されたことへの驚きと、お母様への感謝、地元への恩の深さに感嘆しました。西の東照宮と呼ばれているそうです。このお寺のことはまったく知りませんでした。そんな場所が山ほどあるのでしょうね。限られたこの日本国内でさえ。やはりたまには出掛けなければいけません。

その後今治タオル美術館。とても大きな施設で大雨の平日にも賑わっていました。
こちらは少し複雑な驚きが。
私、今治タオルと言えば、安い中国製の席巻に抗うべく、品質やブランド力向上に努め、地域一体となって業界にその地位を再構築されるべく奮闘されている、といったイメージを持っていたのですが、、
こちらで家族へのお土産に求めて帰ったタオルが、なんと中国製でした。本当にびっくりしました。うーん。
これはたまたまでしょうが、この施設内にあったレストランも中華料理でした。美味しく頂きまして不満は毛頭ありませんが、個人的には謎が深まるばかり。

 

道後温泉で泊まり、二日目。丸亀にある茂木(しげき)団扇さん。丸亀のうちわ造りは国内シェアの90%を誇るとのこと。茂木さんのところはその中でも手作りを守られている唯一の職人さんだそうです。うちわの簡単な歴史から構造、制作方法の説明のあと、

制作体験をさせて頂きました。

とても良い体験でした。造ったうちわはお土産に頂けました。

竹製。全て手造り。絵や文字は看板屋さんに描いて頂くそうです。

同業ならではの情報交換や笑いの絶えない楽しい二日間でした。来年も行けるかな。

 

本日6月4日火曜日。きっとまもなく梅雨入りです。心地良い季節ももう過ぎ去っていきます。
毎年言いますが、梅雨、虫干し、お盆、9月お納め、祭り月、と一気呵成です。頑張ってまいります。

 

[⇒その1]