私信

福泊屋台 狭間彫刻修復2

 

箔押しが完了すると彩色に移ります。

 

昨今、京絵師による細かい彩色とコラボレーションさせて頂くことが増えております。

京絵師にゼロから全て彩色をお任せすると、いわゆる極彩色に近い些か派手な色使いとなる傾向があります。
コラボレーション、とはどういうことか説明させて頂くと、ベースの色をこちらで入れたうえで、細かい文様や線を京絵師に依頼するという形です。

こうすることによって目にすっと馴染む、飽きの来ない仕上がりになると考えています。

原色の色遣いは完成時は鮮やかで映えますが少し主張が強く、ともすると深みを欠く恐れがあります。祭り屋台は全体のバランスがとても重要で、突出した部分は避けた方がベターだと、屋台を遠くから近くから長年見させて頂いて感じています。
(もちろん施主様のご希望を最優先したうえでのお話です。)

 

以下、完成時です。

 

桐の紋は、大きさ・位置の考慮もあるのでこちらで入れました。場面は『賤ケ岳』の場面ですので太閤になる前、ということで五三の桐で、と村の方にご指示頂きました。

 

作業前後の画像もいくつか載せさせて頂きます。

 

 

4か月掛けて修復が完成し、令和5年3月22日にお納めさせて頂きました。

 

かわって国恩祭前日の5月4日、漆の手入れで御蔵にお伺い致しました。

国恩祭ならではの日章旗と旭日旗。おもったまま言葉にさせてもらうと、かっこええ、、ですね。

 

明けて5月5日、祭り当日。

 

とても素晴らしく有意義な時間を過ごさせて頂きました。

関係させて頂いた全ての皆様、誠に有難うございました。

 

福泊屋台 狭間彫刻修復1