たぎる想いが結集する、
勇壮華麗な祭りのシンボル。
ここ播磨エリアは、東西を結ぶ西国街道が通り、
但馬路や丹波路へも続くことから、
古来より地理上の要所として
産業が発展しました。
北には山々が連なり、南には瀬戸内海、
豊かな河川、
比較的おだやかな気候にも恵まれ、
農業や漁業も盛んな土地柄。
播磨が誇る盛大なお祭りは、
そんな豊穣な風土に育まれたものと
言えるでしょう。
豊かさは、造りに現れます。
非常に豪華な錺(かざり)金具や彫刻、
刺繍をほどこした祭り屋台を練り上げる祭礼は、
播州の大切な秋の風物詩。
砂川漆工芸はこれまでに、
200台以上の屋台の漆塗りを手がけてきました。
秋祭りが近づくたびに
各地の屋台蔵をめぐっては
手入れや修復を実施するなど、
地域のみなさまの心意気や豊かさの
象徴である祭り屋台に、
常に真摯な姿勢で向き合っています。
特徴1.日本古来の天然漆塗り、本物の金箔で。
特徴2.漆塗り、金箔押し、彩色もすべて手作業で。
特徴3.細かい仕様のご指定やご希望に、お応えします。
仕様
下地・・・麻布着せ、堅地。屋根鏡は20層以上
塗り・・・下塗り、中塗り、上塗り。塗りは日本産漆を使用
仕上げ・・・蝋色仕上げ(鏡面)
金箔・・・一号色三枚掛け金箔使用
制作日数…半年以上、サイズや意匠によって変動します