私信

寶恵駕籠

 

3年ぶりに、射楯兵主神社(播磨國総社)初ゑびす祭り、寶恵駕籠(ホエカゴ)行列が催行されました。姫路の街に福を運びます。

自治会からの声掛けがあり、何でも断らないワタシ、また参加してきました。普段漆職人で播州秋祭りでは裏方の私も、地元氏子の一人として練子。

 

1月15日(日)、10:30。出陣式から始まりました。

 

福娘さんを乗せて『ほい、ほい、ほえかごホイ!』の掛け声で練り歩きます。

福娘さんはちなみに1,200名の応募から選ばれた7名とのこと。さすがに別嬪さんばっかりで、沿道のアマチュアカメラマンさん達がひっきりなしにシャッターを切っていました。

コロナ前も何度も経験しましたがこれが中々ハード。福娘さんと駕籠を足して人数で割ったら、計算上は10キロちょっと、絶対に20キロもないはずやのに何であんなにキツイんですかね。

 

この肩当たりのせいももちろんあると思います。どなたか棟梁、触って頂けないでしょうか。

ホエカゴ程度で肩、こんなに痛くなるのに、本屋台で宵宮と本宮二日間がっっつり練られる屋台練子の皆さんには頭が下がります。尊敬です。

ましてやほかの祭りにご協力で行かれる方も多くいらっしゃるんですよね、。凄すぎます。

 

 

魚町通り、新北京さんで昼休憩も例年通り。

行列には駕籠の前後に各台車も隊列し、宝船には地元アイドルKRD8さんも乗られて花を添えていらっしゃいました。

総勢600余名とのこと。なかなかの賑やかしさです。

 

午後出発後は西二階町商店街を東に抜け、南に曲がり姫路駅に向かいます。

ピオレ前でもステージタイム。各団体が演技披露。

ここでもたくさんの観客の皆さんに囲まれ、参加者も見物された方も少なからず気持ちが晴れやかになったことと思います。

 

 

上記見て頂いた通り、こんなにもにぎにぎしい一日でしたのに。それなのに。

明けて翌日の地元新聞の記事。ちょっと余分なことを言います。

どうなんでしょうか、この写真選択。

世間が賑わいを見せ始めた、コロナ禍前の平静を取り戻しつつあると思わせたくない、何か意図のようなものを個人的には感じてしまいました。悪意とまでは言いませんが、朝日新聞や毎日でよく聞く「角度をつける」的なものを思ってしまいます。

もちろん言うまでもなく、写真のにわかの方々や、山田の皆様をどうこう言っているのではないことはご理解下さいませ。

大勢で大変賑わった、盛り上がった、と思わせるような写真選択がほかに無かったのかな、と思っただけであります。

 

 

その翌日16日夜。その総社のとんど火消しに出動。

総社の氏子は小学校六校区に亘っていますが、地元消防団の一つとして、船場消防分団が毎年協力させて頂いてます。

水出しは大した労力ではないものの、直径10メートルくらい(イメージ)の炭の山を4、5メートルの鉄の棒で攪拌するのですがこれがちょっと体力仕事です。駕籠とこの作業で、終わってもう二日経ちますがまだ全身筋肉痛です。

 

詰所に帰還してホースを洗い終了。

 

 

1月は行事ごとが多いですが、これで大方終了。

また本業をコツコツ頑張って参ります。