私信

令和三年という節目

 

新年明けましておめでとうございます。

 

例年、年末年始は地元で過ごしますが、このたびはコロナ禍でいつも以上に引きこもり、地元どころか『家の中』の多い師走・正月でした。例えば忘年会も、組織のものはすべて自粛、あったのはほんの少し、仲間内や親しい関係の方々とのものだけ。

時節柄の風物詩ともいえる消防の年末警戒も、飲食禁止を徹底して行われました。

テレビで言うと紅白歌合戦も、無観客でやってましたね。

 

こんな状況を、けれど、前は良かったなどと郷愁にふけるのではなく、世間で言われるように、色んなことをホントの意味で見つめ直すと言いますか、捉え直すきっかけを貰ったと、そう素直に思えます。

捉え直したうえで取捨選択やブラッシュアップし、より意義を感じながらの毎日、より充実した生活にしていきたいものです。

様々な枯渇感から、自ずと感度は上がり、感謝も増える。

おなかが空いてればなんでも御馳走、ですよね。

 

あ、風邪やインフルエンザも激減らしいですね、コロナ対策のおかげで。

 

 

人間の行動や思考は全て反射である、と聞いたことがあります。

出来ることなら今までの半生で蓄積された記憶に基づく反射(クセ)ではなく、物事を出来るだけサラの目で見られるようにしたいものです。
そんなところから、

『視座を変えよう』 をこの一年の抱負にします。

 

世界情勢も変化を見せ、混迷の具合を深めているように感じます。

そんな先の見えない時代でも、

漆塗りは、変わることなく 真摯で謙虚に向き合ってまいります。

 

久しぶりに見た初日の出は 心地良い、そして力強いお日さんでした。

皆様にとって この一年がそのように輝くことをお祈り申し上げます。

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。