漆塗り 屋台, 私信

幽玄閑寂

 

現在、三台の祭り屋台をお預かりし秋の祭りに向け漆塗り作業を進めております

その内のひとつ、梅井さんに請われて、4月の初めに漆のお話をさせていただきました

月例会のようなお集まりとのことでしたが、沢山の皆様を前に拙い内容を長々と失礼いたしました

 

その折に、4月19日日曜日に旧梅井屋台の嫁ぎ先、多可町の茂利さんで祭りがあると聞き、

完成のイメージを膨らませるためにも是非拝見したく、クルマを走らせました

 

朝一に北条でお打ち合わせがあったのでその足で北上、30分ほど行きますと山はどんどん深くなります

目印に想像していたダム湖が見えた瞬間、いきなりでした、緩い左カーブを抜けると道端に屋台が三台

 

感覚としては山道を延々と来ての突然の祭り風景、

予期せぬ風景に、え!!、と驚きました

(あとで分かったのは、わたしが選んだ道が集落からとは違うアプローチだったということでした)

 

そこはまもなくお宮の鳥居という位置で、宮入前の休憩をされておいででした

そしてすぐにゲスト参加されていた梅井の方を発見、あれやこれやとお話し・解説をいただけました

聞けばダムの底にかつての集落が沈んだとのこと

お宮は少し上がったところにあるので、山の中にお宮さんだけが佇んでいるような格好です

若葉を揺らす春の風、鳥の声も清しい

 

大きな鳥居

珍しい木の鳥居です

その先にはまっすぐ杉並木

茂利さんの屋台とゆっくりすすむと砂利敷きの閑静な境内、すぐ伊和神社が想い浮かびました

 

 

こんなにも深い山の中で大勢の人が集まり、脈々と続くお祭りをされている、

大自然、人の営みその対比に、静かに感動しました

 

果たして先代梅井屋台もじっくり見させていただけました

 

 

とても立派な造りの本殿

 

とても有意義な一日でした  茂利の皆様、ありがとうございました

他村の皆様もおつかれさまでした

 

帰り道で蕎麦屋さん発見、閉店間際でしたが快く受け入れて下さいました

そばんち一力さん 美味しくいただきました

ごちそうさまでした