私信

紀元節

 

2月11日は建国記念の日。初代神武天皇が即位されたとされる日。
戦後GHQによって廃止されるまでは紀元節でした。

 

 

『ウシハク』と『シラス』という言葉をご存じでしょうか。

 

ウシハクとは覇道、権力者の力による統治、民衆は権力者[支配者]の領有物です。

シラスは王道。権威者と権力者を分け、権威者が権力者に統治を親任します。我が国はこのシラス統治。民衆は権威者[天皇]の大御宝(おおみたから)。古事記における大国主の国譲りのくだりもシラスによる統治が象徴的に見て取れます。

 

日本は世界で唯一のシラスによる統治、日本を除くすべての国はウシハクによる統治[支配]でした。

 

私達は日頃この日本で、海外のニュースに見るような略奪・強盗や暴動・退廃などとはほぼ無縁で、課題や問題はもちろんゼロではないながら、まずまず平穏に暮らせていると言えると思います。

日々のことで当たり前になり、その価値を感じにくいこの基本的な幸福は一体何によって成り立っているのでしょうか。

根本的なこととしてそれは『国民性』に他ならないのですが、ではその国民性はどのようにして醸成されたのでしょうか。

そこに私は、やはり天皇の存在を見るのです。天皇を単に崇め奉るという意味ではなく、正しくは天皇と我々民衆との在り方です。天皇は大御心で、毎日この国と国民[大御宝]の安寧を願い祈って下さっています。国民もまた天皇に感謝し、幸せを祈ります。(仁徳天皇 民のかまど などで検索してみてください。)

 

この国の形、国体を守り引き継いでいくことの大切さに思いを致す。紀元節はそんな日だと思っています。

 

日本は和の国です。和の心=大和心(やまとごころ)とは何か。それは、自分の幸せと同じように他人の幸せをも願う心です。

自分の子や孫の代、いえ、その先もずっと大和心が溢れる日本であり続けてほしいと願います。

 

 

皇尊彌榮
皇御國彌榮
國體護持