平成二〇年、妻鹿屋台新調入魂式

9月28日執り行われた入魂式の様子のスナップ集です。


 押し寄せる行列。松原公民館の前で西向きに撮影、9:45。
紙手・檀尻・幟で屋台がまだ見えません。



 小学校前、9:58。このたびの新調に際し彫刻をされる大木光師。奇しくも同い年ながらすでに第一線で活躍され、尊敬申し上げる職人のおひとりです。

お声掛け下さり、握手を交わした後の一枚。
激しい胴付きに内心ひやひやです、とおっしゃっていましたが万全の仕様になっていることとおもいます。
この秋に使われる彫り物でまだ作業中のものがあるそうで、納品までしばらく寝不足覚悟とのこと、ほんとうにお忙しい方です。

畠は違えどいつか少しでも近づきたい背中、 がんばります。



 いよいよ宮入、10:07。(別カメラ)
すばらしい本棒が目の当たりになる差し上げ。練り子の皆さんの気が合致し、この瞬間わたしは屋台がひとつの生命体のように感じます。
誕生の喜びがいつもに増して伊達綱を躍らせます。



 神事に佇む屋台・檀尻、10:25。
白木の棟が輝いていました。



 正面から。
擬宝珠の差込によって入魂となるそうです。



 檀尻は幣額の取り付けをもって入魂。
大木師による鬼、毛の彫りの流れがとても美しく印象的でした。



 屋台粧隅彫刻。
牡丹にも獅子が見えます。望遠での一枚ですが鑿の切れようが伝わってきます。



 入魂後さいしょの胴付き、11:21。
金具の付かない白木の水切りはとても幅(大きさ)を感じさせます。



 楼門を出、露盤を乗せるわたし、11:33。(別カメラ)
普段は白一色のサラシを巻く竹のハシゴもこの日は紅白にされていました。先にはミニ紙手も見えます。

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