漆塗り 屋台, 私信

初見月

 

年が変わり早くも月の三分の二が過ぎました。

仕事的には締め切りが遠い時期でもあるので比較的ゆったり向き合えるのですが、それを埋めるように例年沢山の用事ごとがあります。そんなご紹介。

 

仕事始めから一週間の1月10日土曜日。お声掛けいただき、祭りファンの皆さんの新年会に参加させていただきました。いろんな方とお話しさせていただくと、知らなかったことを教えてもらったり新たなご縁を繋いでくださったり、有意義です。ありがとうございました。機会が合えばまた寄せてください。

 

翌11日日曜日、消防の出初め。姫路市内の全分団が集まりました。時折雪が舞う冬空でした。

その夜、とある村の方々からのお呼ばれ。山電で向かいます。関わる職人も集合し、祭り話に花が咲きました。ありがとうございました。

 

翌月曜祝日の12日、地元校区のとんどです。例年船場分団が竹切りを担ってます。

昨年からは設営も消防が。それまでして下さってた業者さんが撤退され、見よう見まねで設営。そのためのユニックはいつも屋台運搬時にお世話になっているレンタルのニッケンさんで借りてきました。

船場地区は姫路市の中心地のすぐそばの市街地で、昨今とんど開催自体の難しさも出てきており、ほかの地域のような立派なとんどではありません。火の粉が無闇に広範囲に拡がらないように高さも抑え気味です。とはいえなんとか恰好は付けられています。

餅つきや、羽根突き独楽回しなどの昔遊び、抽選大会でことしも大賑わいでした。

消火から撤収まできっちり。

 

一日挟んで14日㈬。播磨國総社 射楯兵主(いたてひょうず)神社の初えびすに伴う宝恵駕籠(ホエカゴ)行列手伝い。

その年の福娘さんを駕籠に乗せ、姫路駅周辺を練り歩きます。しんどいですが楽しい行事です。

「ほい!、ほい!、ほえかごほい!」
約12人で担いでご覧の駕籠と若い娘さん一人なので、しんどいと言うと屋台の練子の皆さんには笑われますね。失礼しました。しかし何故か重いのです。米30キロの袋を運ぶことがありますが、あの重みと同等に感じます。なんでなのでしょうか、。

五基の駕籠に縁起物を載せた大小の山車、それに寶舟も並びます。にぎやか。

中心部を一周し、15時過ぎ帰還、総練り。

平日ですがもう帰って仕事できません。。

その夜は久しぶりの場、姫路青年会議所新年賀会に出席しました。5年以上ぶりな気がします。

今も同様に若い人たちが繋いでいってくれている姿が心地よかったです。自分は30代後半から40まで、ここで沢山のことを学ばせてもらいました。青年会議所には否定的な見方もありますが、私にとっては、入会していなかった自分を想像すると怖いくらいです。それほどの数々の修練・出会いを得ました。十分にいま活きています。

 

翌15日㈭、曽根梅井屋台の屋根をお預かりいたしました。腰回りは先にお預かりしすでに作業に入っていますが、これで本格スタートです。精進いたします。

その日の晩は姫路仏壇組合の新年会。このたび一緒に働く叔父の砂川明が兵庫県より技能顕功賞を賜りました。そのことを組合内でも祝っていただきました。ありがとうございました。

これでうちの全員がその賞をいただきました。奢らずこれからも斯業に邁進いたします。

 

翌16日金曜日、ご縁あり粕谷宗関さんと知己を得ました。もちろん存じ上げていましたが、ゆっくりとお話しさせていただいたのは初めてでした。光栄です。

その夜は先ほどの総社の火消しです。初えびすのとんどの火消しは、正味の地元にも分団はありますが、なぜか隣りの船場分団が毎年担っています。人の役に立つということは良いことです。

詰所に戻ってからホースの掃除、干し。

 

こうやって振り返ってみますと、中々の忙しさです。ですがまだ続きます。消防の訓練があと二つ、、。がんばります。

 

さて、一月の異称のひとつに『初見月』というのがあるようです。

「見」には、人と会うという意味もあるそうです。昨日までと変わりはなくても、年が明けると、見るものも、出会う人も、今年初めて。

そう思うと、見慣れたものや景色、人でも、新鮮に感じられます。

また、この一年、どんな出会い出合いが待っているのか。いつも心をサラにするような気持でこの一年を楽しみたいと思っています。