屋台文化保存連絡会 教材屋台制作
(17/2/1追記)


播磨の職人によるミニ屋台制作。

ほぼ完成形となりましたので
大きな画像でご紹介致します。




縮尺 4分の1
柱芯 七寸五分

 木地制作
 彫刻木取り
 狭間彫刻(獅子)
   〃   (虎)
   〃   (龍)
 露盤彫刻(宝船)
 錺 金 具
 漆 塗 り
 奥居隆夫師(姫路市西今宿)
 横野辰徳師(山崎二代目上内)
 高場正良師(姫路市大塩)
 大木 光師(姫路市英賀保)
 前田貴史師(姫路高田)
 棒谷雅敏師(姫路市白浜)

 北角和久師(姫路市土山)
 砂川仏檀店





梅鉢の面 左から




井筒から高欄




梅鉢の面 右から




昇り総才 総打ち




昇り総才 箱打ち




巴の面

下地の回数こそ違いますが
実際の祭り屋台と同じ漆塗りです





水切り金具 一富士二鷹三茄子




水切り金具 龍虎




このサイズ感です  なのに本物のオーラ
とても細いタガネで羽根もきっちり表現されています




鏡には鯉の滝昇り

周りの唐草 こういうシンプルなものほどごまかしがききません
置物の腰の高さにも注目されたし




井筒、平桁も実際に忠実に塗りました
材料・仕上げも同じです

井筒端の金具もきっちり




高欄も本物と同じ仕様 座面はつや消し黒漆

当初分解できない木地で預かりましたが
奥居師に頭を下げ 分解できる欄干を再度作って頂きました

隅まできっちりきれいに漆を塗り 仕上げるには
分解できることが必須です





垂木はプラチナ箔




天井の仕上げも忠実に再現




北角師としばし語らいました
あとあと残るもの、きっちりせんとなあ、 など。

ちなみに師のモットーは
『あほやなぁと呼ばれる職人になりたい』

こんかいもしっかりと果たしておられます。



追記

<衣裳>

川村定弘師による幕。見事です。






<狭間彫刻>


獅子
高場正良師




大木光師




一面は白木で残しております。
その面には狭間彫刻は入りません。


またもう一面は漆塗りの工程が概略が分かるようにしております。
(全工程のうち一部を表しました。)


 




棒谷雅敏師による露盤彫刻も乗りました。
宝船(七福神)です。




残りの一面の狭間彫刻もまもなくと聞いております。

すべてそろったその時にはまた改めてご紹介致します。



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