わたしども砂川はこんな店です

     1. 下地から上塗りまで、「天然漆」 以外の塗料は使用しません。
    2. 金箔は一号色のものを使用します。
    3. 施主様のお顔を想いうかべてひとつひとつ気持ちを込めた手造りです。



    1. 下地から上塗りまで、「天然漆」 以外の塗料は使用しません。  


 「カシュー」などうるし系塗料やウレタン塗料等合成塗料、パテなど化学材料を一切使用致しません。
 下地は堅地(かたじ)とよぶ生漆と砥の粉(とのこ)地の粉(じのこ)などを練り合わせたもので施します。
 すべて天然漆です。



 日本産黒漆蝋色(ろいろ)塗りのお厨子です。 濡れているような光沢、ツヤと深み。

 京都、堤浅吉漆店の漆を使用しております。

 



 屋台の屋根。工程は80を超えます。





 
 

 祭り屋台の大きな画像は⇒こちら(平成28年度灘祭り)




 こちらは仏檀の戸(扉)。 据わった鏡面は技術の証です。


 また既製品の仏壇に多く見られるサフェーサーなど、スプレー拭きつけ等の下地は一切いたしません。
 それらの下地は彫刻をが埋めてしまうことにつながり、本来の見映えが死んでしまいます(写真)。

 塗りはすべて天然漆ですが、ただ彫刻の彩色においてはこの限りではありません。
岩絵の具や膠(にかわ)も使用致します。





       2. 金箔は「縁付一号色三枚掛け」を使用します。  

 金箔には等級があります。一般的に使われているもののなかで最上級は一号色です。
 以下二号色、三号色と続きますが、それは金の純度の差です。
 良い金箔はいつまでもその華やかな色味を保ちます。











 金箔は金の地金を薄く薄く延ばしたもの。ですが極限に薄くするため金に少しの銀や銅が入っています。
つまり一号色でも純金ではありませんのでまったく変化しないとは言い切れませんが、それによる色の変化よりあとから付く汚れ(曇り)のほうがおそらく多いぐらいとおもわれ、事実上問題ありません。
 ちなみに一号色は金の純度97.66%、以下銀1.35%、銅0.97%、とつづきます。

 当店でも、影で見えにくいところ、正面から見えないところには三号色金箔を使用しますがそれはしっかりご説明申し上げます。やはり等級によって金箔の値段に開きがあるためで、さすがにほとんど見えないところに最高級のものを使うのは結果的に頂戴するお代金を上げることに繋がってしまいます。 つまり適材適所を吟味しております。
 もちろんご要望があればすべて一号色での施工をさせて頂いております。

 また、屋台などの彫刻で銀色にするところには「プラチナ箔」を使用しています。色は変わりません
かつては銀箔しかなくこちらは経年変化でで真っ黒写真になります。




    3. ひとつひとつ手造りです。

 お納めするお客様に喜んでいただいてこそ。お気持ちをご拝察し、より良い物造りのためのご提案も申し上げます。

    修復させていただいた一例、段周り。
   

  


 屋台の天井です。 格子にプラチナ箔。
 



 屋台腰組み。さまざまな手法を駆使します。



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